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近藤史恵『タルト・タタンの夢』〜ブックレビュー〜 [小説・本の紹介]

 なんだか、すごく久しぶりに、本を一冊読み切ったような気がします。それはとても心温まる一冊でした。近藤史恵さんの【ビストロ・パ・マル シリーズ】『タルト・タタンの夢』の紹介です。


タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)

タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2014/04/28
  • メディア: 文庫

 

 小さなフレンチレストランを舞台に繰り広げられる人間模様をミステリー仕立てに描いた作品。無口で無愛想な三舟シェフ、人当たりのいいスー・シェフ志村、俳句好きの若き女性ソムリエ金子、語り手のぼくこと新米ギャルソンの高築、この4人の従業員で切り盛りする店に、たびたび訳ありの客が訪れます。


 これもいわゆる【日常の謎】系のミステリー。解説によると【人生のミステリー】とされていましたが、様々な想いを抱えて来店する客の悩みや問題を、なぜか無愛想な三舟シェフが探偵役となって解決していきます。


 元は雑誌の不定期連載で、一話完結の短編が連作になっている形式です。続編もすでに刊行されていて、2冊平積みになっていたのを一作目から買って読みました。


 私はフランス料理はサッパリで、料理の説明を読んでもあまり上手く想像できないのですが、こういう日常の謎のソフトな感じが私に合っている気がして、とても軽やかに読み進めることができました。


 恋人とのちょっとしたすれ違いや夫婦の不和、あの時なんで事態になってしまったんだろう、と不思議に思っていたことが、三舟シェフの腕にかかると思いがけない一つの真実にたどり着いてしまうのです。


 とてもテンポが良く、人情味溢れる物語のフルコースを、ぜひ一度、味わってみてください。


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