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真田丸 完結 私のMVPは・・・ [テレビ]

 え〜・・・、まさかの一日二回更新です。ブロガーモードになって参りました(笑) 以下、真田丸の話をします。書かずにはいられなかったんです。


 一年間、大河ドラマ真田丸を観ていました。新撰組以来の三谷幸喜脚本とあって、期待が高まりましたが、いわゆる「三谷節」を随所にちりばめた最高の大河コメディに仕上がっていました。


 この描き方に賛否が出るのは三谷さんもわかっていたと思いますが、とにかく割り切りがすごい。描くところと描かないところを使い分けて、自分が書きたいところをとにかく面白可笑しく書く、それを徹底していたんじゃないかと思います。


 歴代の大河ドラマでは多くの時間を取っている登場人物の死に際をさらっと流して、ナレーションだけに留める演出はきれいでいいなと思いました。


 そして配役と、役者にどう演じさせるかのセンス。どの演技も素晴らしかったですが、特に印象に残った役者さんを数人挙げます。


 まずは真田昌幸を演じた草刈正雄さん。この人にコレをやらせたら絶対にハマるという三谷さんの信念を感じる配役と演出でした。大河ドラマ史に残る名演だと思います。


 もう一人は茶々を演じた竹内結子さん。復讐者として描かれることが多い茶々ですが、今作では天然のファムファタールとして描かれています。「私が愛した人は、みんな死んでいくの」という言葉がそのことを物語っています。そして竹内結子さんはそのニュアンスを正確に演じていらっしゃいました。


 それから、ちょっと私の専門に寄って話すと、主君としての茶々と従臣としての信繁との関係、これは正に西洋中世の騎士道物語そのものではないかと思いました。貴婦人に対する見返りを求めない忠誠、このモチーフを日本の戦国時代に持ってきて、見事に表現している珍しい例だと思います。


 そしてきりを演じた長澤まさみさん。私の中ではMVPです。信繁に恋心を抱きながら、口うるさい憎まれ役を演じ続け、物語の裏でトリックスターの役割を果たす、そしてラス前の49話でのあのシーン。今回の大河ドラマで一番美しく、笑えるシーンだと思います。


 最後にもう一つ。このドラマに悪者は一人もいません。この戦国の世は誰もが自分の正義で生きています。秀吉が晩年に見せる狂気も息子への愛ゆえの計算として描いていますし、終盤の大坂城で怒濤のいやらしさを見せる大蔵卿も生き残るために必死でしゃしゃり出てきているんです。


 それぞれが必死に生きていて、その中のほんの少しの綻びが、次第しだいに大きくなって、やがて裂け目となって悲劇が起きる、これが即ち三谷幸喜のドラマ観なんだと思います。


 一年間、楽しませて頂いてありがとうございました。さて次は「逃げ恥」のレビューを書くことになるかな?

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